【金鯱賞】プログノーシス ディープ産駒初の「V3」へ
2025年3月12日 05:30
今週の金鯱賞には3連覇が懸かるディープインパクト産駒プログノーシスのエントリーがある。障害重賞ではオジュウチョウサンが中山グランドジャンプ5連覇、ダートグレード競走ではオメガパフュームが東京大賞典4連覇を記録しているが、84年のグレード制導入以降、JRAサラブレッド同一平地重賞の連勝記録は「3」。タップダンスシチー(03~05年金鯱賞)、エリモハリアー(05~07年函館記念)、マツリダゴッホ(07~09年オールカマー)、ゴールドシップ(13~15年阪神大賞典)、アルバート(15~17年ステイヤーズS)に続く、史上6頭目の快挙に挑むことになるわけだ。
ちなみに150頭を数えるディープインパクト産駒のJRA重賞勝ち馬の中で、同一重賞連覇を果たした馬はジェンティルドンナ(12、13年ジャパンC)、ヴィルシーナ(13、14年ヴィクトリアマイル)、リアルインパクト(13、14年阪神C)、フィエールマン(19、20年天皇賞・春)、グランアレグリア(20、21年マイルCS)、テルツェット(21、22年クイーンS)の6頭。このうち3連覇に挑んだのは14年ジャパンCで4着に敗れたジェンティルドンナのみである。
昨年の有馬記念2着を最後に種牡馬入りした日本ダービー馬シャフリヤール、今年の京都記念を制したヨーホーレイク、6歳秋に重賞初制覇(24年京都大賞典、ステイヤーズS)を果たしたシュヴァリエローズなど、18年産ディープインパクト産駒の特質は“キープ力”。V3達成の可能性は十分だろう。 (サラブレッド血統センター)