【桜花賞】宿命の第1冠!ロゴタイプ初年度産駒のラブリイユアアイズ急浮上
2022年4月6日 05:30 今年の桜花賞には現3歳が最終世代となるキングカメハメハ産駒のエントリーがなく、来年の出走資格を持つ現2歳の血統登録牝馬が4頭しかいないディープインパクト産駒は抽選待ち。2大チャンピオンサイヤー不在で争われるクラシックの最初のシミュレーションということになる。
過去10年でディープインパクト、キングカメハメハの両巨頭以外に桜花賞馬を出した種牡馬はヴィクトワールピサ(16年ジュエラー)、ダイワメジャー(17年レーヌミノル)、ロードカナロア(18年アーモンドアイ)、エピファネイア(20年デアリングタクト)、クロフネ(21年ソダシ)。この5頭に共通するのは桜花賞が産駒のクラシック初勝利だったこと。ヴィクトワールピサ、ロードカナロア、エピファネイアは前年のルーキーサイヤーであり、ダイワメジャーは第6世代、クロフネは16世代目にして初のクラシック制覇だった。
阪神JF2着のラブリイユアアイズは13年皐月賞馬ロゴタイプの初年度産駒。先週末時点で、この父のJRA出走産駒32頭中唯一の勝ち馬という文字通りの“一子相伝”を体現した馬でもある。前記した貴重な桜花賞サイヤーである母の父ヴィクトワールピサは、その父ネオユニヴァースと父子2代の皐月賞馬。第1冠にピークが設定された血統の集合体といえる。雪辱のチャンスは十分だ。(サラブレッド血統センター)
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