【鈴木智】「馬を信じる」騎手を信じてチャンピオンズC3連単8万円超

2022年12月8日 10:00

 ▼木曜日のテーマは競馬。前週に高配当をヒットした記者が「この馬券こう当てた」で的中レースを検証する。先週のG1「チャンピオンズC」は、圧倒的人気を集めたテーオーケインズが4着の波乱。そんな中、鈴木智憲記者はガッチリと3連単8万1360円を的中。本命視したジュンライトボルトに向けた熱い思いを語った。

 ジュンライトボルトに本命を打ったのは、鞍上の石川裕紀人のG1初制覇に期待したから。デビュー9年目、美浦・相沢厩舎所属の27歳。今回は19回目のG1挑戦だったのだが、石川は「ここまで人気馬でG1に挑める機会はなかなかないので、馬の力を信じて乗るだけです」と全幅の信頼を寄せていた。さらに「僕もG1を勝ちたいですが、この馬もG1を勝つにふさわしいと思っています。結果は後からついてくると思って、勝ちにいく競馬をします」と言い切る強気なコメントを信じた。

 ジュンライトボルトとは今回で4走連続のコンビ。デビューから21戦は全て芝のレースを使われていたが、4走前にダート戦に転じるタイミングで石川に白羽の矢が立った。「4角の加速力が普通のダート馬と違う。芝で培ってきた脚力のおかげだと思います。それを武器として引き出せればと思います」と語っていたが、大一番で見事に有言実行してみせた。

 関西の友道厩舎の馬になぜ関東所属の石川が騎乗するのか気になったので、その理由を聞いてみると「はっきりとした理由は分かりませんが、友道先生にはデビュー3年目の時に、マーチSでドコフクカゼに乗せていただいた。重賞初制覇が懸かるレースでしたが、結果は3着でした」と悔しそうだったが、すぐに前を向いて「今度は期待に応えたいと思っています」と意気込んでいたので、さらに応援をしたくなった。

 昨年の覇者テーオーケインズが断然の1番人気になるのは分かっていた。ジュンライトボルトはおそらく2番人気だと思っていたのだが、結果的に単勝7・9倍の3番人気。これはおいしかった。あとは中京実績の高い馬に印を回して、◎☆△でしっかりと仕留めることができた。 (鈴木 智憲)

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