【浜田】23年GⅠ開幕戦ズバッと的中!「レモンポップを差せる馬がいるのか?」
2023年2月23日 10:00 ▼木曜日のテーマは競馬。前週に会心ヒットを放った記者が「この馬券こう当てた」で予想とレース結果を検証する。先週は23年G1第1弾フェブラリーS。東京本社予想・浜田公人記者が3連単を◎△○でズバリ的中。そのプロセスを振り返る。
「レモンポップを差せる馬がいるのか?」。フェブラリーSの予想は、この一点に尽きた。安定して好位を確保。直線に向く際は毎回ほぼ先頭集団。クリアな進路で追い出し、良馬場で上がり3F35秒台前半で抜け出す。差し切るのは容易ではない。
実際、昨秋の武蔵野Sでレモンを差し切ったギルデッドミラーは上がり3F34秒8。これは昨年行われた1600メートル以上の良のダート戦(587戦)で2位。同条件で3F34秒台をマークしたのは、同馬を含めてわずか3頭だけ。まさに“極限”の脚を使って、やっと鼻差で届いたのだ。
そのギルデッドが電撃引退。改めて出走各馬を見渡し、良のダートで3F34秒台の上がりをマークした経験のある馬を探したが…いなかった。時計が速まるやや重~不良でも、34秒台の経験があるのはレッドルゼルとソリストサンダーだけ。良で差し切れる馬はいない。その結論が◎レモンポップの最大の理由。レッドルゼルが2着に入ったことからも、予想の組み立ては、間違っていなかったと思う。
レースの前半は武蔵野Sより1秒以上速い流れ。各馬の消耗が激しく、上がりのかかる展開。レモンポップは上がり3F36秒3を要したが、最速で追い上げたレッドルゼルも35秒7ではお手上げ。レモンと同じような集団にいた馬は、4着ドライスタウトを除いて掲示板外へと消えた。先行馬には厳しかった流れを、鼻歌まじりに押し切った。適性うんぬんより、今回は単にポテンシャルが違いすぎた。
2着レッドルゼルは「全力を出し切っての2着」と川田。惜しかったのは3着メイショウハリオ。落馬寸前の大出遅れ。あの位置から3着まで追い上げたのだから…。普通に出ていれば、勝ち負けになったはず。予想は的中したが、太く買っていたのはレモン―ハリオの◎○本線。△ルゼルはあくまで押さえ。今年最初のG1を当てたのは気持ち良かったが、財布を膨らますほどには至らず…。悶々(もんもん)と家路に就いた。
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