コンスティテューションヒルの来季の動向に注目

2023年3月23日 05:30

 チェルトナムフェスティバル初日(14日)のG1チャンピオンハードルを9馬身差で快勝したコンスティテューションヒル(セン6)に、来季はスティープルチェイスに転進する可能性が浮上している。

 21年12月のデビュー以来、6戦無敗で、この間2着馬につけた平均着差が14馬身と圧倒的強さを発揮している同馬。チャンピオンハードルにおけるパフォーマンスをレーシングポスト紙はレーティング177と査定。98年から00年まで、このレースを3連覇した伝説の名馬イズタブラクを2ポンド上回り、歴代最強のチャンピオンハードル勝ち馬と評価している。

 同馬について、馬主のマイケル・バックリー氏が20日、あくまで個人的見解としながらも「コンスティテューションヒルにはG1ゴールドC制覇を目指してほしい」とコメント。チャンピオンハードルがハードル2マイル路線の最高峰から、ゴールドCはスティープルチェイス3マイル路線の最高峰で、これまでそのダブル制覇は83、84年とチャンピオンハードルを連覇した後、86年にゴールドCを制したドーンランただ1頭しか達成した馬がいない。陣営が下す決断が注目されている。 (競馬評論家)

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