【マイルCS】レッドモンレーヴ 父カナロア×父母ディープの最強タッグ!
2023年11月15日 05:30 秋華賞のリバティアイランド、菊花賞のドゥレッツァはドゥラメンテ産駒、そしてエリザベス女王杯のブレイディヴェーグはロードカナロア産駒。久しぶりに京都コースに戻った秋のG1・3鞍は、ポスト・ディープインパクトの座を争うキングカメハメハ後継種牡馬の持ち回りで推移してきた。今週のマイルチャンピオンシップにはドゥラメンテ産駒のエントリーがない。流れとしては先週日曜に福島記念のホウオウエミーズ、オーロCのグランデマーレと合わせて3場のメインを独占した種牡馬ロードカナロアのターンだろう。
休み明けの富士Sで地力を示したレッドモンレーヴは、母の父ディープインパクトのロードカナロア産駒。前記エリザベス女王杯勝ちのブレイディヴェーグと共通する最新のG1配合は、現時点での総合リーディングサイヤーとリーディングブルードメアサイヤーの最強タッグということになる。加えて種牡馬としての父の最大のライバルであるドゥラメンテとは、祖母の名牝エアグルーヴを共有するいとこ同士の間柄。血統構成はさながら、この秋のG1トレンドの縮図である。
ロードカナロアは18年の優勝馬ステルヴィオを出しており、母の父ディープインパクトは13年トーセンラー、14年ダノンシャーク、16年ミッキーアイル、20、21年連覇グランアレグリアの父。祖母の父トニービンの産駒には94年の覇者ノースフライトがいる。血統的なレース実績も十分。“2週連続”は大いにあり得る。
(サラブレッド血統センター)