米最優秀2歳牡馬フィアースネスの今季初戦に注目

2024年2月1日 05:30

 昨年の米最優秀2歳牡馬フィアースネス(牡3)が、今週土曜日(3日)にガルフストリームパークで行われるG3ホーリーブルS(8・5F)で、今季初めてファンの前に姿を現す。10年の最優秀2歳牡馬アンクルモー、22年の最優秀3歳牝馬ネストらの馬主として知られる、マイク・リポール氏による自家生産馬がフィアースネスだ。

 東海岸の名門トッド・プレッチャー厩舎に入厩した同馬は、昨年8月にサラトガのメイドン(6F)を11馬身1/4差で圧勝し、鮮烈なデビューを飾った。次走のG1シャンパンS(8F)は1番人気を裏切り7着に大敗したが、続いて臨んだG1・BCジュべナイル(8・5F)では、後続に6馬身1/4差をつける快勝。5月4日に行われるG1ケンタッキーダービーの最有力候補となっている。

 ホーリーブルSは3カ月の休み明けとなるが、拠点としているパームビーチダウンズで20日に5F59秒48の好時計をマークし、出走態勢を整えている。今年も日本調教馬が挑む可能性があるケンタッキーダービーだけに、敵を知る意味でホーリーブルSは、日本の競馬ファンにとっても見逃せない一戦となりそうだ。 (競馬評論家)

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