【寺下】スーパーGⅡ札幌記念で3連単的中 ◎ノースブリッジは現地取材にヒント

2024年8月22日 10:00

 木曜のテーマは競馬。前週に会心ヒットを放った記者が、的中のプロセスを振り返る。今週は大阪本社・寺下厚司が登場。夏競馬のメインイベント「札幌記念」は前年Vプログノーシス、ダービー馬シャフリヤールなどが注目される中、5番人気ノースブリッジに果敢な◎。3連単8万3130円を◎▲☆で見事に的中させた。

 夏競馬の祭典「札幌記念」は近年、スーパーG2と言われるほどメンバーがそろう。予想はまず前走の“格”を重視した。18年以降昨年までの6回は前走G1組(海外含む)が【5・6・4・25】の成績。それ以外の組は【1・0・2・43】と苦戦していた。

 今年のメンバーでG1組はジオグリフ(安田記念6着)、シャフリヤール(ドバイシーマクラシック2着)、ステラヴェローチェ(安田記念9着)、プログノーシス(クイーンエリザベス2世C2着)、ノースブリッジ(同3着)の5頭。結果的に、今年はこの5頭で上位1~5着を占めた。

 その中でもノースブリッジを◎にチョイスできたのは、現地取材にヒントがあった。今夏の北海道出張は今月6日の火曜まで。帰郷当日の朝は札幌競馬場で取材していた。レース12日前で馬はまだ美浦にいたが、幸運にも札幌に来ていた奥村武師にたまたま!?話を聞くことができた。師は「輸送の得意な馬ではなかったが、早めに輸送することで対処できることをつかめてきた。2週前追いは、いつも伴に乗ってもらっているが“いつもよりいい”と言ってくれている」と教えてくれた。そこからレースまで無事に調整できれば、◎を打とうと決めていた。

 そこで改めて前走のクイーンエリザベス2世Cを再チェック。最後は人気のプログノーシスに先着されたが、直線半ばまでしぶとく粘ってライバルとの着差はわずか0秒2。展開や状態次第で逆転も可能だと思った。

 2着の▲ジオグリフもG1組。3番手に評価できたのは北海道滞在で取材していた、札幌記念男・田井記者が◎に推していたから。21年ソダシ(2番人気3・8倍)→22年ジャックドール(3番人気4・6倍)→23年プログノーシス(2番人気5・1倍)と本命馬が3連勝中だから、よほど相性がいいのだろう。乗らない手はないと思った。3着の☆ステラヴェローチェは前走の安田記念でも本命にしており、個人的に外せない一頭だった。

 結果的に1~5着を前走G1組の5頭が占めたが、そのうち1&2番人気が4、5着の馬券圏外に沈んだため、配当はアップ。3連単は8万円超もついた。暑い夏競馬もあと2週。この勢いのまま乗り切りたい。

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