【田井】馬体予想×馬場傾向 融合予想で京都芝を攻略!

2024年2月1日 10:00

 木曜のテーマは競馬。前週に会心ヒットを放った記者が、的中のプロセスを振り返る。今週は東京本社の田井秀一が登場。シルクロードSを◎☆△できっちり仕留めた。得意の馬体予想と京都芝の馬場傾向を融合させた予想法を解説する。

 先週の東西重賞は共に3連単でさえ“100倍割れ”。穴党の出番はない週となったが、オサムさんが根岸Sで6番人気アームズレイン(2着)に◎を打ったところに意地を見た。自分は○止まりで3着サンライズフレイムに◎。器の差を感じた次第――。

 さて、本題。シルクロードSは3馬身差圧勝の◎ルガルから3連単的中。前走の京阪杯(2着)で同じく当欄を担当し、「次走は買い」と明記した馬だ。500キロを優に超える大型馬で、とにかくケツがデカい。臀部(でんぶ)の筋肉はサラブレッドのエンジン。その排気量がそのまま結果に反映されやすい短距離戦では、尻の大きさで馬券を買えばトータルで負けることはない。最終追いでは坂路で4F53秒4~1F11秒4の破格タイムを計時。そこから正解にたどり着いた人も多いのでは。

 もう一点、今後につながる話を。京都の芝はとにかくパワーを要するコンディション。JRAが発表するクッション値は標準程度なのだが、騎手の多くは「水っぽい」と話す。昨秋にしっかりと使い込まれ、12月こそ開催がなかったが、年始競馬からすでにパワー偏重の傾向が強かった。1月8日のシンザン記念は米ダートG1馬パレスマリスの産駒ノーブルロジャーが勝ち、17番人気3着と激走したウォーターリヒトの父ドレフォンも米ダートスプリント王者だ。同14日の日経新春杯を勝ったブローザホーンは北海道の重い洋芝を得意とする馬で、2着サヴォーナは534キロの巨漢馬。そしてシルクロードSを制したのはダートにも勝ち鞍があるルガル。この傾向を頭に入れれば、残り3週を残すのみとなった今開催の京都はしっかりと攻略できるはず。

 最後に、もし予想に行き詰まったらX(旧ツイッター)の田井のアカウントをご高覧ください。パドックでの自分なりの馬体評価を投稿し続け、馬券に悪戦苦闘する姿を赤裸々に!?さらしています。スポニチを手に一緒に戦っていただければ幸いです。(田井 秀一)

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